令和シニアサービス

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くるくる「トラックボール」と、指先の「魔術師」

ノートパソコンの「トラックパッド」が一般的になり、マウスを使う人が減ってきたような気がしますが、この前、在来線の特急列車の中で、マウスとパッドを併用している若いサラリーマンを見ました。

窓枠の下に少し広くなったスペースがありますが、そこにマウスを置き、左手は四角い「トラックパッド」の位置にあります。つまり、動作に応じて両方を使い分けているのです。

また、かなり以前ですが、キーボードの真ん中にビー玉半分ぐらいのボールが飛び出した、いわゆる「トラックボール」って言うんですかね、それを見事に使いこなしている人を新幹線内で見ました。

「くるくる、ピタッ」、また「くるくる、チョンチョン」という動作を繰り返しながら、棒グラフや円グラフが混じりあった画面を操作しているのでした。

この2人、いずれも、ノートパソコンの「軽業師」いや、華麗な指先の「魔術師」とでも形容したほうがいい、腕前でした。じっと見詰める私の目線を感じたのか、ちらっとこちらを一べつした後、すぐに画面に目を移すところは、そっくりでした。

それに比べ、パソコン歴は長いものの、キーボード周辺の初期操作で、ウロウロしている自分自身が情けなくなりますが、気を取り直し、「トラックパッド」の「招き猫編」に足を踏み入れて行くことにしましょう。

軽く指でなぞる、その後が肝心

Windows10以降の新しいノートパソコンなどでは、私が勝手に「招き猫」スタイルと名付けたように、2本ないし3本の指(指のひら)を使って、普通のマウスでは面倒な操作をすることができるというのです。

この、さまざまな動作を直感的に利用できる機能を「タッチパッドジェスチャー」というそうなのですが、それを利用しないという手はありません。

操作に慣れれば、マウスでは難しかった動作をワンタッチで行うことができ、ノートパソコンをより使いこなすことができるのですが…。

なまじ使うと、いや、招き猫のように、3本指を内側に曲げて、「トラックパッド」をなぞってみると、結構大変なことになります(笑)。

やり方は、ネットに詳しく書いてありますが、生半可にやると元の画面に戻らなくなるので、ゆめゆめ、安易に「こする」のだけは、お避け下さい。